新学部通信④助手室便り~梅雨入り!お弁当からの食中毒を防ごう~
16日、例年より7日遅く沖縄地方が梅雨入りしました。ジメジメしたこの時期に気をつけたい食中毒について管理栄養学科助手の知念咲希先生に教えていただきました。
気温と湿度が高くなってくる梅雨の時期から夏場は、高温多湿を好む細菌が繁殖しやすい季節です。特に、調理後時間が経ってから食べるお弁当には注意が必要です。そこで今回は食中毒菌の繁殖を抑えるためのポイントをご紹介いたします。
【食中毒をおこす主な細菌】
〇サルモネラ菌(原因食品:十分に加熱をしていない卵?肉?魚など)
〇黄色ブドウ球菌(原因食品:ヒトの皮膚にいる菌で、保菌者が触った食品を飲食することで感染する。おにぎり、パンなど)
〇カンピロバクター(原因食品:十分に加熱されていない肉、飲料水、生野菜)
〇腸管出血性大腸菌(O157など)(原因食品:十分に加熱されていない肉、生野菜)
【食中毒を防ぐためのポイント】
〇調理前にはきちんと手を洗い、お弁当を詰めるときには素手で行わないようにする
〇食材は十分に加熱をする(食材の中心が75℃以上の状態で1分以上加熱することが望ましい)
〇生野菜、果物を入れるときはきれいに洗ってしっかり水気を切る
〇お弁当の中の温度?湿度をできるだけ低くする
お弁当を作る際には以上の点に注意をして、安全でおいしく楽しいランチタイムをお過ごしください(^^)/
(ある日の知念咲希先生のお弁当:卵焼き、しめじの豚まきとにんじん(カレー味)、野菜炒め、チーズちくわ巻き、ゴーヤーの佃煮)
参考:農林水産省ホームページ(2019.5.15閲覧)http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kodomo_navi/featured/afp1.html
厚生労働省ホームページ(2019.5.15閲覧)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html