ピカリと輝く沖大生!番外編 『届く平和教育』模索 津波元規さん(こども文化卒業)
ピカリと輝く沖大生!?
夢に向かってがんばっている学生を紹介する『ピカリと輝く沖大生!』企画。39回目は、今春こども文化学科を卒業した津波元規さんを紹介します。
津波さんは卒論で取り組んだ「平和教育の継承」についての記事が先週の沖縄タイムスに掲載されました。4月からは夢を叶え、小学校の先生になった津波さんに大学時代のこと、そして新社会人になっての心境などお話を伺いました。
Q:新社会人になって-
4月から島尻地区の小学校の教員になりました。新型コロナウィルスの影響で休校中なので、まだ正直、教師になったという実感はないです。新学期がスタートしたら担任を持つ予定なので、教室の準備や教材研究に先輩たちに指示を仰ぎながら取り組んでいます。
Q:沖縄大学に進学した理由などについて-
中学生のときからこどもに関わることを仕事にしたいと思っていて、高校3年生のときに教員になろうと具体的に夢が固まりました。歴史が好きなので、最初は中高社会の教師になろうかと琉球大学を受験しましたが、不合格で、教員免許は沖縄大学でも取得できるからと、進学を決めました。どこの大学でも教員免許は取得できるという考えでした。でも沖大だから得られた学びはとても多く4年間沖大で学び、先生方と接して、沖縄大学での学びは素晴らしいものだったと実感しています。先生方がとても力をいれて指導してくれることや先生方の人格等、人として学びを広げられた場所でした。沖縄大学に進学してよかったと心から思います。
Q:新聞に卒論や研究が掲載されて周囲からの反響等は-
新聞記事を多くの方が読んでくださり、職場の先輩たちからも評価いただけました。新年度スタートしたばかりで、平和学習への取り組みまでは着手できていませんが、6月に向けまた準備をしていけたらと考えています。
Q:どんな先生になりたいですか-
大学で学んできたことを活かしながら実践を積んで、子供たちと接する中で学びながら、成長を続けていきたいと思います。
Q:後輩にメッセージをお願いします-
若いので自分のやりたいこと、興味があることにチャレンジしてほしいです。
(元瑞泉学徒の女性に聞き取りをしたときの写真(津波さん提供))
沖縄タイムス(2020年4月10日に掲載)の記事には、祖父の戦争体験を伝え次世代に届く平和教育について卒論で取り組んだことが紹介されています。