【学生の皆様へ】新型コロナウイルスに関する、大学のあらたな対応について
2020年5月13日
学長 盛口 満
4月23日付で沖縄県から出された新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う休業要請が、当初予定の5月20日より前に解除される見込みになりました。県の方針決定を踏まえ、休業要請によっておこなってきた学生の入構禁止及び自宅学習期間について、変更措置を決定いたしましたので、お知らせをいたします。
未曾有の事態に直面し、本学においても、これまで様々な対応措置をとってきました。対応の基本は、学生と教職員の健康と安全を守り、そして、教育と「学び」を遅延させることなく継続することです。大学は、多数の人々が教室という限られた空間に一度に集まる場です。新型コロナウイルス感染症の感染やクラスター発生を避けるためには、ソーシャルディスタンスの保持や消毒、マスク着用など、さまざまな配慮が必要となります。
これまで、本学では、県内での新たな感染者が見られる状況下においては、人と人の接触を減らすため、自宅学習期間を設置し、遠隔授業等の授業対応を行ってきました。そして、県民の行動自粛の努力もあり、この間、5月に入って以降、県内感染者ゼロの日が連続しています。他方で、国内にはまだ感染者が多い地域もあり、また、世界的にいっても依然として新型コロナウイルス感染症が終息する状況にはありません。今後、沖縄県においても、再度、感染者の発生や増加が起こりうる可能性があります。
こうした必ずしも安定していない状況ではありますが、県内感染者ゼロ継続を踏まえた沖縄県の休業要請解除を受け、今後、状況を見ながら、本学でも段階的に対面授業を再開したいと考えています。対面授業再開にあたっては、感染の危険性の低い授業、あるいは、早期に実習等に取り組む必要のある授業から、順次、再開を許可することを検討しています。対面授業が許可された授業科目については、決まり次第、順次、学生のみなさんへ告知していきますので、ホームページ、メール等、大学や担当教員からの通知にご注意ください。
また、大学の施設利用については、5月18日から以下のような措置を行います。
- 奨学金の申請?相談等を目的とした入構は許可します。
- 通信環境不備の学生に限り、PC教室の利用が可能です。同様の理由でWi-Fiを利用する目的で、ラーニングコモンズを含む自習室は、一部利用可能とします(利用ルールに従ってください)。
- 図書館は、入館及び本の貸し出しのみ可能です(館内で自習等はできません)。
- 体育館はクラブ活動、有志ともに使用ができません。
- アネックスグラウンド(更衣室含む)及び西原グラウンドの利用については原則利用不可とします。ただし、特別に許可がある場合は、その限りではありません(特別な許可については、学生支援課に問い合わせてください)。
なお、上記の施設利用に関しても、状況に応じて順次変更がなされますので、大学からの通知に注意してください。
◎注意事項:
学生部からの行動指針にのっとり、朝に検温し、発熱や咳、倦怠感などがある場合は登校しないでください。また、登校する際は必ずマスクを着用してください。対面授業が再開された場合も、マスクを着用していないと入室ができません。
大学はみんなにとって、大事な学びの場です。このような危機の中、できる限り場の安全を確保し、少しでも学習機会を確保するために、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保に、学生のみなさん、一人一人が注意をはらってくださるよう、お願いします。