本学人文学部国際コミュニケーション学科教授の渡邉ゆきこ先生の論文が掲載された論文集『Online Chinese Teaching and Learning in 2020（2020 中文线上教学）』が6月1日、ハワイ大学のNational Foreign Language Resource Centerから出版されました。論文集は、4大陸9カ国からの41人の寄稿者によって書かれた21の論文からなり、2020年コロナ禍で行われた中国語教育に関する研究結果がまとめられています。

渡邉先生が開発した多言語発音学習システム「ST Lab」を利用して、オンライン講義を行った結果、コロナ禍以前よりも学生の満足度は高まり、学習成果があがったという結果がまとめられています。その要因として、教員と学生が密なコミュニケーションを図れていると学生が感じていることと、発音を自主学習できる「ST Lab」という環境が整っていたことから、学生が自習にスムーズに取り組めたことがあげられています。