2022年度 退職者 紹介
2022年度、本学を退職する教職員をご紹介いたします。
小生は1990年代末に進路を変更し、新世紀の到来とともに沖縄大学に勤務するようになりました。 様々な経験や挫折のなか、あっという間の23年間で、世の中は激変し、私も壮年から年を重ねてきました。 外国人教員として教育現場で多くの経験をし、学生や先生方、特に総務課、教務課、入試広報室、図書館、マルチメディアセンターなどの歴代課長やスタッフの方々には支えを頂き、たいへんお世話になりました。ついに定年退職の節目を迎えることが出来ました。感謝しています! 長い人生の中、「平凡の悪」との遭遇はどこにもあり得ることですが、これからは、沖大の繁栄を祈りつつ、恨み節よりも、楽しく面白くやることで、自己の発展を目標に迷わず前進してまいりたいと思います。
どうぞ引き続きご教示やご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
長い間、どうもありがとうございました。(劉 ?)
小学校から大学院2つまで延々と20年余り児童生徒や学生、院生でした。教師だったのは、専門学校時代を入れると33年になります。家族や県費や知人に支えられての幸せな時間でした。東京女子大、東大、ブラウン大で日本文学や比較文学を学び、19年間沖縄大学で英語その他の講義を持てたことに感謝しています。
英語の教職指導、ジェンダー研究、米高校での日本語教育も貴重な体験でした。文学やジェンダー、沖縄の社会については可能な限り今後の研究課題として発信していきたいです。学外でジェンダー関連の組織も立ち上げたので活動する予定です。(宮城公子)
9年の時間があっという間に過ぎて、退職を迎えました。沖縄を専門に研究しているわけでもなく、観光で2度ほど(うち初回は新婚旅行)訪問しただけの場所で先輩の教職員や学生の皆さんに温かく迎えていただき、大変幸せな時間を過ごすことができました。
特に教員や研究の面で、自由にやらせてもらったことに感謝です。学生さんたちと行った海外フィールドスタディ、ゼミ旅行、部活の大会引率など思い出もいっぱいできました。幸い健康に恵まれ、9年間授業の病欠ゼロだったことで少しはお返しになったでしょうか。
後に残る皆様方のご活躍とご健勝をお祈りしています。ありがとうございました。(吉井美知子)
特任教授として二年間勤めました。長らく留学生を対象とする日本語教育に従事してきたため日本人学生を相手に講義を行うのに慣れておらず、特に演習科目では四苦八苦しました。それは今どきの若者との異文化間コミュニケーションという貴重な体験でした。離任前に台湾に出張し、国際母語デー(2月21日)や性の多様性の啓発活動等、現地の若者たちが積極的に社会に参画する場面を体験し、こういう現場をもっと紹介したかったと悔やんでおります。閉塞感を打開するには海外(特に琉球の隣国?台湾)から学ぶことが肝要だと痛感しました。(石原嘉人)
沖縄大学の4年間を振り返って
2023年3月10日に沖縄大学健康栄養学部管理栄養学科1期生73名が卒業しました。私にとって、特別に感慨深いものがありました。2017年9月に恩師の新城澄枝先生から管理栄養学科教授就任の要請を受け、沖縄県立看護大学を早期退職して2019年4月の就任を了承しました。私が了承した最大の理由は、管理栄養士を目指す沖縄県の子どもたちの夢の実現を応援できることでした。沖縄大学で管理栄養士になるという夢を抱く学生の応援ができたことを大変光栄に思います。卒業生の限りない飛躍と社会への貢献を心より祈念します。ありがとうございました。(健康栄養学部長 新城正紀)
沖縄大学 退職にあたって
2019年 新設 第一期 管理栄養学科着任にあたっては、「沖縄の健康?食」の過去?現在?未来を育む地域に根ざした公衆栄養活動の実践を」と教科書的な大義をもって臨みました。しかし、真の地域に根ざした公衆栄養活動の展開には、他職種との連携など種々様々な難関をクリアーせねばなりません。このツール開発の一端として、沖縄大学地域研究所のご支援と(株)リューボーフーズ様のご協力のもと 沖大生有志による「”ちゃーがんじゅう”からだ想い弁当」作成や関連調査を実施。その後、類似の他の活動などにつながっていったようでした。在職中は、公衆栄養活動のツール開発の第一弾、第二弾ツールを夢見ながらの充実した4年間でした。最後に沖縄大学の益々のご発展と管理栄養学科の進展を祈念致します。ありがとございました。(公衆栄養学 逸見幾代)
沖縄大学に1992年4月入職し、この3月末をもって定年退職となりました。31年間お世話になりました。
最初の配属先、教務課での初仕事は、提携大学からのお土産を開けることでした。包み紙をビリビリ破く私を、課長をはじめ、皆さんが温かいまなざしで見ていたことを思い出します。
今更ながら反省しています。包み紙は破かず丁寧に開けるべきでした。常にまわりの教職員の皆さんの支えがあったからこそ、今の私があると思っています。
また、他大学の職員との交流も楽しい思い出です。
特に、職員人事交流で出会った、関東学院大学の職員の皆さんからは、大きな刺激と大学事務を行う上での気づきを頂きました。本音で語り合えたこと、皆さんとの出会いに心から感謝です。ありがとうございました。(田代真紀)