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2023.05.08#その他

講義「国際開発とSDGs」、沖縄のミスコン休止をSDGsの視点で再提案する(玉城直美先生)

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5月2日、「国際開発とSDGs」(玉城直美先生?3限)の講義では「沖縄のミスコン休止をSDGsの視点で再提案する」をテーマに行われました。

講義では、今年2月に沖縄観光コンベンションビューローがミスコンテスト休止を発表したことを受け、その背景やミスコンテストの課題について説明がなされました。ミス沖縄やミス日本の歴史、明治時代から美人コンテストが行われてきたこと、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見や思い込み)やルッキズム(外見至上主義)が背景にあることなどにも触れられました。

観光PRを行う役割は誰が担うべきなのかについての議論では、これまでのミスコンテストの役割や背景を踏まえ、SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」と目標4「質の高い教育をみんなに」の視点から持続可能な観光の在り方やあるべき姿についてミスコンテストを捉え直す議論が学生同士で活発に行われました。

講義の冒頭では、ミス沖縄の中止について「賛成?反対のどちらとも言えない」と回答した学生が約6割でしたが、講義の終わりに実施された投票では「新しい沖縄観光親善大使を考えていく方がよい」という回答の学生が9割以上を占める結果となり、この講義を通して、学び、考えたことで学生のミスコンテストに対する認識に大きな変化が見受けられました。

本講義はマスコミの取材も行われ、参加した記者の方からは「人の意見を取り入れ、新たな視点を創り出していく学生のグループワークが素晴らしかった」、「この講義の流れを全県に広めていってほしい」との講評もいただきました。

「過去を否定する必要はない。価値観は変わっていくもの。人ごとにせずに、私はどう思うかを考えることが大事」との玉城先生の言葉が印象的でした。