2023.06.21#その他
沖縄戦の実相学ぶ 首里城地下の第32軍司令部壕見学(国際コミュニケーション学科 洪ゼミ)
6月11日(日)に洪玧伸先生(国際コミュニケーション学科准教授)のゼミに牛島貞満先生をゲスト講師としてお招きし、首里城地下の第32軍司令部壕についてのフィールドワークが行われました。
第32軍司令部壕は、首里城が建つ琉球石灰岩の分厚く固い地下にある約15m~40mの泥岩層を掘り進む形で蟻の巣状に築かれたものであり、その全長は約1キロにも及ぶこと、またその壕には5つの坑口があり、換気口も2本設置されていたことなどを、首里城を実際に歩きながら学びました。
壕の中に入ることができないため、フィールドワーク後半は、首里城近くの首里高校養秀同窓会館に場所を移して壕内を撮影した映像による解説もありました。
第32軍司令部壕を通して改めて沖縄戦の実相を学び、負の遺産として壕を後世に残していくことの重要性や今後の沖縄の歩むべき道について考える機会となりました。