10月17日、沖縄大学では初の試みとなる「アカデミックインターンシップ」が行われ、小禄高校1年生7人が大学の1日を体験しました。

「アカデミックインターンシップ」は、 これまでのオープンキャンパスや大学見学会とは異なり、大学での実体験をとおして高校で身に付けておくべき「学びに対する意欲や姿勢」を養うことを目的とし、県外では教育委員会等が企画し大学が受け入れを行っている取り組みです。今回、小禄高校進路指導部の萬木ちあき先生からの依頼を受け、本学では初めて開催することとなりました。

国際コミュニケーション学科4年次の本村杏珠さんが生徒たちのエスコート役を務め、学内の施設見学からはじまり、2限目には教職履修生が受講する科目「教育相談の理論と方法」講義を受講するなど、こども文化学科3年次の講義にも参加しました。

萬木先生は「小禄高校は部活動が盛んで9割の生徒が部活動に励んでいます。通常のオープンキャンパスが開催される土日は部活があり、参加できない状況もあり進路担当としては高校3年になって志望校を調べたりするのは遅いと感じています。今回は大学進学についてまだなにも考えていない生徒を選抜して、今日の体験でどのように生徒の進路選択に変化があるのか調査したいと考えています。一年生の早い時期に、自分の進路を考えるきっかけに繋がってほしいです」と今回の取り組みについて話をしていました。

体験した生徒たちは「90分の講義はきついのではないかと思っていたのですが、時間が経つのがあっという間でした」や「大学生たちは話しやすくて、大学って楽しいところだなって感じました」、「いろいろな話が聞けて、大学進学について考える機会になりました」と感想を話してくれました。