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2023.11.16#イベント

第3回地域研究公開講座 「沖縄から考える『平和学』」が開催されました。★YouTube動画あり

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第3回沖縄大学地域研究公開講座「沖縄から考える『平和学』」がオンライン(zoomウェビナー)にて開催されました。

●日? 時:10月11日(水)16:00~17:30

●司? 会:須藤義人(沖縄大学 こども文化学科 教授)

●登壇者:

西? ? 章(沖縄大学 福祉文化学科 専任講師)

浜川 智久仁(沖縄大学 図書館レポート相談室職員)

●開催方法:オンライン(Zoomウェビナー)

●参加者からの感想

※今回は共同研究班コーディネーターの見解も掲載しております。

1高野さん(自由学園)の質問も良かった。須藤さん、浜川さん、西さん お疲れ様でした。60代沖縄大学教員
2沖縄戦を学ぶ上で、平和学習をする自分たちが周りに声をかけてくこと、こうしたささいな行動も「記憶の継承」の一つになることを信じているので、ゼミや読書会など、自分にできることを精一杯やっていければと思う。20代大学生(沖縄大学)
3ご質問にもお答えいただきまして、ありがとうございました。須藤先生がご指摘されていました方法論と価値観における定型化によって、平和教育がある種のデッドロックに乗り上げているという感じが、私のような現場の教員からみても致します。そうした状況をいかに打開して、より良いものにしていくか、今日の勉強会をもとに改めて考えて参ります。ありがとうございました。30代一般
4とてもも勉強になりました。平和に対する関心の喚起は喫緊の課題です。50代成城大学研究機構グローカル研究センター客員研究員
5 私は一年生の時に、謝花直美さんの講義を取りました。その中で、沖縄戦の関係資料館へ行き、レポートを書く課題が出ました。単位取得のため、と思っていましたが、実際に足を運び、沖縄戦の説明を聞くと、グッと、戦争に対する感覚が近くなりました。平和学習はしてきましたし、幼いながらに?戦争はダメ?と考え生きてきましたが、ここまで身近に感じることはあまりなかった様に思います。学生の時に行う、集団での平和学習も良いと思いますが、私は?一人?で資料館を訪れたことが大きかった気がします。それは、大人になり、改めて自問自答できることができたからだとも考えます。そこで、どう継承していくのか。上記の体験から、平和学習は続けて行うこと、そして大人になってもう一度資料館などの見学へ行くことをして欲しいです(どのように足を運んでもらうのかが難しいですが)。今回もあったように、難しい言葉で伝えるのではなく、日常で戦争を考えられると、自分事として捉えられるのかもしれません。私も資料館へ行った際、?あなたに似た性格の人もいたかもね?と言われ、戦没者の写真が今までと違う顔に見えました。戦没者のパーソナルに焦点を当てて伝えることも、戦争を自分事として捉えられる一つの手段だと感じました。
本講義を通して、現在の若い世代が継承者になっていくのだ、それは私達なのだ、と気づかされました。どうやって、生活していこうか考えものです。
そして、西先生の講義は最高でした。
20代大学生(沖縄大学)
6自分自身広島の大学院で平和教育を研究しています。卒論で取り扱われていた、トラウマになる、教師に求められた感想を書く感想文などこれまでの平和教育に対してどこか醒めていました。自分自身の研究を進めていく中で、少しヒントが得られたように思います。集中講義も他大学ですが、是非受講してみたいと思いました。20代大学院生(本学以外)
7真摯に沖縄戦継承からこの世界混迷を考え、未来へ繋げる道を模索する皆様にエールをお送り致します。歴史を遡りますと、問いを立てると前へ前へと過去もまた未知です、未来へ平和への道を繋げるご尽力、有難く存じます。70代以上一般, 沖縄環境ネットワーク
8新しい「平和学」の実践について、沖縄から発信することの意義は大きいと感じています。貴重な学びの機会をありがとうございました!60代公務員
9やさしく紹介していただき、とてもよく理解できました。ありがとうございます。50代大学教授
10学生の論文を引用するのはどうかなと思った。軋轢が生まれたというところは、その背景を十分に説明する必要があると思うし、軋轢に関してどう対応していくのか、どのような形で平和学習を進めていくのかについて気になった。20代会社員
11各スピーカーが率直な悩みや惑いを交えながらプレゼンをしていたことがよかったと感じた。答えのないテーマに対してはこのような″悩む”過程の共有がとても重要だと考える。「生活者」の視点?立場から戦争?平和だけでなく、SDGs、あらゆる政策を点検できる眼を持てるようになることが、とくにこれからの教育では重要だと考えるので、さらに徹底してその視点から研究し共有してもらえたらと願います。60代他大学教員
12平和学習を深めていくには政治、経済、歴史などあらゆる知識が必要なので難しい。学校だけでなく家庭でも実践する事が大切。50代一般
13オンラインでやっていただいたので参加できました。ありがとうございます。内容は充実していたと思いますが、長い文章を画面に出して、それをひんぱんに動かすのはやめていただけないでしょうか。目がちらちらして追いかけて読むことができず頭がくらくらします。70代以上一般
14学生の発言があったのは良かったと思います。60代地域研究所特別研究員
15殺されたくないし、殺したくない???誰もが思うことなのに、なぜ戦争がなくならないのか、誰がはじめるのか???考えながら聞いていました。
家族?知人へ、気張らず「沖縄戦の記憶の継承」について、話をしていきたいです。
今日はありがとうございました。
60代団体職員
16学生さんからのコメントが有ってよかった。60代沖縄大学教員
17今日はご講演をどうもありがとうございました。平和学習に限らず、新しい戦前に無関心でいる方々にどのようにアプローチしたらよいのかと考えつつ拝聴しておりました。やはり身近な事柄であることを伝え続けていきたいと思いました。
あとは出自によってアイデンティティーが大きく異なることの違和感を不問にしてきた自分を振り返りました。沖縄の自己決定権を尊重しつつ、これからも大阪から繋がらせて頂きたいと思いました。
50代一般
18大いに参考になったが、どうすれば平和を構築できるのかという視点も論じてほしかった。70代以上名誉教授
19「平和」はずっと関心のあるテーマだったのですが、なかなかお話を聞ける機会がなかったので、今回はぜひ聞きたいと思い、参加させていただきました。
大学内でこれだけ活発に活動していることがとても素晴らしいと思いました。沖縄県内にいるからこそできる活動もあり、自分自身もっとアンテナをはっていきたいと思います。
また機会があれば参加させていただきたいです。
貴重なお話ありがとうございました。
20代琉球大学非常勤事務職員

共同研究班コーディネータの見解

?公開講座の時間が想定していた枠より短く、研究活動の全体像を伝えるために、様々な内容を詰め込みすぎた流れは今後の課題としたいと思います。

感想番号13について

?レジュメの詳細情報を提示しながら講演をするのは、提示した内容がエビデンスに基づいていることを紐づけするためでありますが、視聴者にとって情報過多になることがあることも再認識しました。オンライン講座の特性を配慮したものの、「画面酔いをした」という御意見をお伺いし、次回以降の講座では最低限の情報に絞ってスライドで明示し、補足説明をしていく方法も併用することを検討していきたいと思います。

感想番号10について

?学生の卒業論文をエビデンスとして引用したのは、指導教官として学生と共同研究した流れもあり、広島と長崎の平和学習の事例や沖縄の他地域の取り組みと比較検討することを指導したことを踏まえて、当該学生にデータ活用を許可した経緯もあります。アンケート調査の方法論も含めて指導した上での論拠提示であり、公開講座でも学生論文を活用するのは、本学の平和学習の教育力の高さと学生の弛まぬ向学心があってこそです。本学での〈学び舎〉の内実を披露させていただきましたが、「専門演習」の卒業論文指導では、指導教員の調査データでさえ、惜しみなく学生に提供して自由に活用して論文を書いていただく環境を整えております。本学の教職員は、学生たちと共に〈新しい平和学〉を構築するために尽力しており、今後とも見守っていただけたら幸いに思います。

左より 福祉文化学科 西章講師、こども文化学科 須藤義人教授、図書館レポート相談室 浜川智久仁氏