2024.01.16#その他
講義「青年期のこころの発達」輝いて生きる~二度の白血病を乗り越えて~
1月16日4限、福祉文化学科吉川麻衣子先生担当の「青年期のこころの発達」講義では、本学卒業生の髙島輝一朗さん(2021年3月卒業)をお招きして、大病を患いながらもプロ野球選手としての夢を追い続けた髙島さんに講演いただきました。
髙島さんは5歳と15歳のときに白血病を患い、つらい闘病生活を乗り越えて、NPB選手を夢見て大好きな野球を続け、卒業後は 野球の独立リーグ、四国アイランドリーグや埼玉武蔵ヒートベアーズで昨年まで活躍していました。
「あなたは、残りの命をよこせ!と悪魔に言われたらどうしますか」という質問からはじめられた講演会は、最初の病気を克服後に髙島さんが必死で甲子園を夢みていた中学校時代のお話や再発後の闘病生活について、命の大切さやそこから決意した「一生懸命に生きる責任」など、いま何気なく過ごしている日常の大切さについて考える時間となりました。
「命には値段がつけられないほどの価値がある」と熱く話す髙島さんは、昨年12月で野球を引退し、今年から東京のシンプロメンテ株式会社に就職を決めています。NPB選手にはなれなかったけれど、無いものに目を向けるのではなくあるものできることに感謝し、自分にしかできないことを今後は社会人として仕事と社会貢献活動(闘病中の子供たちに夢や希望を届ける活動)にも力を入れていきたいと夢を語ってくれました。
講演の最後には、何かをはじめるときは不安を感じてしまうけれど、自分の好きなことにエネルギーを注げば、いつか点と点が線になりつながる、なのでとにかく自分の好きなことをとことんチャレンジしてほしいと後輩たちにエールを贈ってくれました。